工事後でも申請できる住宅補助金はある?|全国61自治体77制度の「完了後に申請」型を一覧(太陽光・蓄電池・リフォーム・固定資産税)

● 2026/10/13 更新 ・ 出典は記事末に明記

補助金は「工事の前に申請」が原則で、当サイトの収録データでは757自治体・1,476制度に、着工前・契約前の申請や交付決定に関する条件が書かれています。ただし例外もあります。設備の設置や工事が終わってから申請する「完了後申請(事後申請)」型の制度が、61自治体・77制度ありました。この記事では、その一覧と、自分の工事が間に合うかを確かめる手順を、公式ページの記載例つきで整理します。

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結論 — 原則は「工事前に申請」。例外は設備補助と固定資産税の減額

Point
  • 「工事や契約の前に申請する」趣旨の条件がある制度は、収録データで757自治体・1,476制度。先に工事を始めると対象外になる制度が多数派です
  • 工事や設置が終わってから申請する「完了後申請」型は61自治体・77制度。内訳は太陽光・蓄電池・給湯器などの設備補助50件、リフォーム補助8件、固定資産税の減額7件、住宅取得・移住の補助12件です
  • 名古屋市は2026年度から、脱炭素化促進補助の申請時期を「工事着工前」から「工事完了後」に変更しました(公式ページの記載)。自治体によって年度ごとに方式が変わるため、最新の公式ページで確認が必要です

抽出の方法は、当サイトが収録する受付中の自治体制度(9,897制度)の条件文から「完了後に申請」「事後申請」「設置後○か月以内に申請」などの記載を機械的に探し、「事後申請は不可」と書かれた制度を除きました。都道府県別では東京都14・山梨県8・千葉県7・長野県7・栃木県5・埼玉県4の順に多く、千葉県と群馬県は設備補助で完了後申請の市が目立ちます。条件文の表記ゆれで拾えていない制度もあるため、ここにない自治体でも公式ページを確認してください。

まず確認 — 「もう工事をした」場合に申請できるかの見分け方

公式ページの「申請の時期」「申請方法」の欄に、次のどちらの書き方があるかを見ます。

公式ページの書き方意味工事後の申請
「交付決定後に着工」「工事着手前に申請」「契約前に申請」申請→交付決定→契約・着工の順番が条件原則できません
「工事完了後に申請」「設置後○か月以内に申請」「事後申請」工事・設置を終えてから、領収書や写真を添えて申請できます(期限内に限る)
「完了後○日以内に実績報告」事前に申請した人が、工事後に出す報告書の期限。申請時期の説明ではないこの記載だけでは判断できません

注意:「完了後に実績報告」と「完了後に申請」は別物です。前者は事前申請が済んでいる人の手続きなので、見間違えないでください。

完了後申請型でも、「工事前の写真がないと受付不可」(埼玉県川島町のリフォーム補助)、「設置から2年以内」(成田市)、「完了後90日以内」(熊谷市・伊勢崎市)のように期限や証拠の条件があります。工事後に気づいた場合は、まず領収書・契約書・工事前後の写真がそろっているかを確認してから窓口に電話してください。

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公式ページの記載例(2026年10月13日確認)

完了後申請型であることを公式ページで確認できた例です。文言は各ページの記載どおりに引用しています。

自治体制度公式ページの記載
名古屋市住宅等の脱炭素化促進補助「令和8年度より補助金の申請の時期を『工事着工前』から『工事完了後』へ変更します」
千葉市住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金「補助金交付申請は補助事業の完了後に行っていただきます」
成田市住宅用省エネルギー設備設置費補助金「住宅用省エネルギー設備を設置、購入後に受付窓口に申請書類を提出してください」
柏市ゼロカーボンシティ促進総合補助制度(家庭向け)「申請書は補助対象設備の導入完了後に、メール、窓口又は郵送で必要書類を提出してください」
大野城市省エネ住宅推進補助金制度「申請は、設置工事完了後に行ってください(事前の申請は不要です)」

名古屋市のように年度の途中で方式が変わる自治体もあります。去年の情報で「事前申請だから無理」と諦める前に、今年度のページを確認してください。

太陽光・蓄電池・給湯器などの設備補助(50制度)

完了後申請型でいちばん多いのが設備補助です。設置業者が手続きに慣れていることが多く、「設置後○か月以内」「設置から2年以内」など期限の書き方が制度ごとに違います。上限額は掲載データの個人向け上限で、設備の種類で変わります。

自治体制度名申請の時期(掲載データの条件文)上限額
知多市知多市省エネ家電普及促進補助金設置完了後に申請4万円
名古屋市住宅等の脱炭素化促進補助(太陽光・蓄電池・断熱窓・ZEH等)工事完了後の申請30万円
千葉市住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金(住宅用)事後申請10万円
柏市令和8年度柏市ゼロカーボンシティ促進総合補助制度(家庭向け)工事完了後申請25万円
成田市成田市住宅用省エネルギー設備設置費補助金設置後に申請100万円
白井市白井市住宅用省エネルギー設備等導入促進事業補助金設置完了後に申請25万円
八街市八街市住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金設置後の申請25万円
二本松市住宅用太陽光発電設備等設置費補助金設置完了後に申請6万円
伊勢崎市家庭用脱炭素化設備導入補助金(太陽光発電)設置完了後申請5万円
みどり市住宅用脱炭素推進補助金購入後90日以内に申請15万円
渋川市渋川市住宅用温暖化対策設備等導入補助金設置後6か月以内に申請10万円
常陸太田市太陽光発電設備、高効率給湯器及び蓄電システム設置費補助金工事完了後に申請10万円
金沢市創エネ・省エネ・蓄エネ設備設置費補助設置後の申請10万円
肝付町地球にやさしい環境・エネルギー政策事業補助金工事完了後12か月以内に申請20万円
厚木市省エネ住宅導入促進奨励金制度(LCCM・ZEH・断熱窓改修)設置後に申請60万円
厚木市住宅省エネ設備導入促進奨励金制度(太陽光・蓄電池・燃料電池等)設置後に申請6万円
寒川町寒川町ゼロカーボン推進対策設備等導入助成購入後に申請10万円
京丹波町京丹波町家庭向け自立型再生可能エネルギー導入事業費補助金(令和8年度)事後申請50万円
多賀城市雨水流出抑制施設設置助成金設置後の申請4万円
阿南町太陽光発電システム・蓄電システム設置費補助金設置後に申請30万円
飯田市飯田市太陽熱温水器設置補助金事後申請3万円
松本市住まいのゼロカーボン推進補助金(太陽光・蓄電池・断熱・高効率給湯器等)工事後申請20万円
南箕輪村住宅用新エネルギー施設設置補助金設置後の申請10万円
大鹿村住宅用太陽光発電システム・蓄電システム設置費補助金設置完了後に申請25万円
栄村住宅用照明LED化支援事業補助金設置完了後に申請25,000円
茨木市住宅用太陽光発電システム等設置事業補助制度(令和8年度)設置後6ヶ月以内に申請5万円
摂津市摂津市住宅用太陽光発電システム等設置補助金設置完了後6ヶ月以内に申請10万円
八潮市八潮市 太陽光発電システムなどの設置費補助金(住宅用)工事完了後に申請5万円
焼津市家具転倒防止器具等購入費補助金工事後30日以内に申請2万円
鹿沼市雨水活用設備(雨水貯留槽・雨水浸透桝)設置費補助金設置完了後に申請3万円
日光市次世代自動車・住宅用蓄電システム補助金事後申請23万円
宇都宮市令和8年度宇都宮市家庭向け脱炭素化促進補助金設置後に申請20万円
国分寺市国分寺市 脱炭素社会の実現に向けた再エネ・省エネ機器等設置助成制度事後申請15万円
品川区令和8年度 しながわゼロカーボンアクション助成(太陽光発電)事後申請50万円
品川区令和8年度 しながわゼロカーボンアクション助成(蓄電池)事後申請30万円
新宿区省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度(個人住宅)事後申請30万円
杉並区エコ住宅促進助成(太陽光発電システム)事後申請12万円
杉並区エコ住宅促進助成(定置用リチウムイオン蓄電池)事後申請5万円
杉並区エコ住宅促進助成(強制循環式ソーラーシステム)事後申請6万円
杉並区エコ住宅促進助成(自然循環式太陽熱温水器)事後申請2万円
杉並区エコ住宅促進助成(エコキュート・ハイブリッド給湯器・エネファーム等)事後申請5万円
杉並区エコ住宅促進助成(電気自動車用充電設備導入助成)事後申請50万円
杉並区エコ住宅促進助成(マンション共用部LED照明機器切替助成)事後申請30万円
笛吹市住宅用地球温暖化対策機器設置費補助金工事完了後の申請10万円
富士吉田市富士吉田市再生可能エネルギー設備設置費補助(太陽光発電)設置後6か月以内に申請20万円
富士吉田市富士吉田市再生可能エネルギー設備設置費補助(蓄電池)設置後6か月以内に申請5万円
富士吉田市富士吉田市再生可能エネルギー設備設置費補助(木質ペレットストーブ)設置後6か月以内に申請20万円
南アルプス市南アルプス市エコライフ促進補助金購入後6ヶ月以内に申請10万円
昭和町太陽エネルギーシステム導入促進奨励金制度設置後3か月以内に申請公式ページで確認
山中湖村住宅用太陽光発電システム設置費用補助金設置後6か月以内に申請20万円

ポイント:予算に達し次第終了する制度が多く、完了後申請型は「工事が終わった時点で予算が残っているか」が結果を左右します。先着順の記載がある制度は、工事完了を待たずに予算の残りを窓口に聞いてください。

リフォーム・空き家改修の補助(8制度)

リフォーム補助は事前申請型が大半で、完了後申請型は少数です。工事前の写真や市内業者の施工が条件に入ることが多いので、該当する場合は条件文を読んでから窓口に確認してください。

自治体制度名申請の時期(掲載データの条件文)上限額
新得町空き家活用促進制度工事完了後6ヶ月以内に申請100万円
笠岡市笠岡市住宅リフォーム助成金工事完了後に申請70万円
川島町川島町住宅リフォーム補助金制度工事完了後1年以内に申請20万円
熊谷市住宅リフォーム資金補助金工事完了後90日以内に申請10万円
美里町美里町住宅改修資金補助事業工事完了後6か月以内に申請5万円
品川区しながわゼロカーボンアクション助成(宅配ボックス)購入完了後に申請10万円
杉並区エコ住宅促進助成(断熱改修・窓ガラス/内窓/ドア等)事後申請15万円
杉並区エコ住宅促進助成(断熱材・高日射反射率塗装・断熱フィルム・節水シャワー等)事後申請15万円

固定資産税の減額(7制度)— 完了後3か月以内の申告が基本

耐震・バリアフリー・省エネの改修をした住宅の固定資産税の減額は、補助金ではなく税の制度です。多くの自治体ページで「改修完了後3か月以内に申請(申告)」と案内されており、工事後に手続きする前提の制度です。当サイトの収録データでは、次の自治体のページで期限の記載を確認しています(制度自体は全国の市区町村にあります)。

自治体制度名申請の時期(掲載データの条件文)上限額
安城市住宅耐震改修に伴う固定資産税の減額措置工事完了後3か月以内に申請公式ページで確認
須恵町住宅の省エネ改修に伴う固定資産税の減額措置改修完了後3か月以内に申請公式ページで確認
滝川市省エネ改修に伴う固定資産税の減額措置工事完了後3ヶ月以内に申請公式ページで確認
桑名市住宅のバリアフリー改修に伴う固定資産税の減額措置工事後3か月以内に申請公式ページで確認
富士宮市固定資産税の耐震改修による減額改修後3ヶ月以内に申請公式ページで確認
富士宮市固定資産税のバリアフリー改修による減額改修後3ヶ月以内に申請公式ページで確認
富士宮市固定資産税の熱損失防止(省エネ)改修による減額改修後3ヶ月以内に申請公式ページで確認

注意:3か月を過ぎると減額を受けられない旨を案内する自治体が多いため、改修の領収書と工事証明書がそろい次第、市区町村の資産税の窓口に提出してください。

住宅取得・移住の補助(12制度)— 「取得後○年以内」「転入後○か月以内」

新築や中古住宅の取得、移住に対する補助は、取得や入居が終わってから申請する制度が一定数あります。「取得後1年以内」「転入後3か月以上1年以内」のように期限の決め方が制度ごとに違うため、住民票を移した日と登記の日を手元に用意して確認してください。

自治体制度名申請の時期(掲載データの条件文)上限額
にかほ市にかほ市定住奨励金取得後1年以内に申請公式ページで確認
大多喜町住宅取得奨励金取得後1年以内に申請30万円
東庄町東庄町住宅取得補助金取得後1年以内に申請30万円
久万高原町久万高原町ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)導入費補助金工事完了後30日以内に申請15万円
おおい町多世帯近居住宅取得支援事業入居後6か月以内に申請100万円
大野城市省エネ住宅推進補助金制度工事完了後に申請20万円
白石市白石市定住者補助金取得後6か月以内に申請30万円
白石市白石市民住宅取得補助金取得後6か月以内に申請10万円
伊那市過疎地域定住促進補助金(定住助成金)取得後2年以内に申請15万円
市貝町市貝町移住定住促進事業補助金取得後1年以内に申請50万円
下野市下野市定住促進住宅新築等補助金制度取得後1年以内に申請30万円
北杜市北杜市子育て世帯マイホーム取得支援事業費補助金取得後3か月以内に申請150万円

工事後に気づいた人が今日やること

手順
  • 自治体ページ([お住まいの市区町村のページ](/)から公式ページへ)で、制度の「申請の時期」の欄を読む。完了後申請型なら期限を確認する
  • 領収書・契約書・工事前後の写真・設備の保証書やカタログを集める。工事前の写真がない場合は、業者に施工写真が残っているか聞く
  • 窓口に電話で「工事は○月○日に完了しているが申請できるか」と確認する。年度の予算が残っているかも同時に聞く
  • 事前申請型だった場合は、同じ工事箇所に使える別の制度がないかを30秒診断で確認する。固定資産税の減額は工事後でも間に合うことが多い

次の工事では、見積もりをもらった段階で実質負担シミュレーターで補助の目安を出し、申請の順番を先に決めておくと、今回のような取りこぼしを防げます。

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補助金は契約前の申請が原則です。「もう契約した」が、取りこぼしのいちばん多い理由です。

全国1,743自治体の制度を収録。お住まいの市区町村に上乗せがあるか、契約前に一度確認を

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よくある質問

工事が終わった後に申請できる補助金はありますか?

あります。当サイトの収録データでは61自治体・77制度が「工事や設置の完了後に申請する」型で、太陽光・蓄電池などの設備補助が50件と最多です。ただし多くの自治体の制度は「工事前に申請」が条件なので、お住まいの自治体の公式ページで申請の時期の欄を確認してください。

「完了後に実績報告」と書いてある制度は、工事後に申請できますか?

できないことが多いです。実績報告は、事前に申請して交付決定を受けた人が工事後に出す報告書のことで、申請の時期の説明ではありません。申請の時期は「申請方法」「申請の流れ」の欄で別に確認してください。

固定資産税の減額は工事後でも間に合いますか?

多くの自治体ページで「改修完了後3か月以内に申請(申告)」と案内されています。耐震・バリアフリー・省エネの改修が対象で、補助金とは別の手続きなので、市区町村の資産税の窓口に領収書と工事証明書を持って相談してください。期限は自治体の公式ページで確認してください。

事前申請が必要な制度で、先に工事をしてしまいました。どうすればいいですか?

原則として対象外になります。ただし名古屋市のように年度途中で完了後申請に切り替えた自治体もあるため、今年度の公式ページを確認し、窓口に電話で事情を伝えてください。同じ工事箇所に使える別の制度(固定資産税の減額など)がないかも確認する価値があります。

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補助金は国の制度に加え、市区町村ごとの独自制度を併用できることが多くあります。 下記の都道府県、または検索から、お住まいの自治体で使える制度をご確認ください。 多くの自治体ページには、国の省エネ補助金に対応できる「登録事業者」の一覧も掲載しています。 施工会社をお探しの方はあわせてご覧ください。

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出典: 当サイトの収録データ(全国1,742自治体・各自治体の公式ページをもとに整理した受付中の制度9,897件の条件文・2026年10月13日集計)から「完了後に申請」「事後申請」等の記載を抽出。公式ページの記載例は2026年10月13日に各ページで確認。条件文の表記ゆれで抽出できていない制度があります。申請の可否・期限は必ず各自治体の公式ページでご確認ください。(調査・集計の方法)
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