この記事のポイント
- 日銀は2026年6月16日に政策金利(無担保コールレート)を1.0%程度へ引き上げました。変動金利はこの短期金利に連動するため、各行で基準金利の見直しが進んでいます
- 全期間固定のフラット35は、2026年9月の最頻金利が年3.460%(借入期間21〜35年・融資率9割以下)です
- 変動型で借りている人がまず確認すべきは「適用金利の見直し時期」と「5年ルール・125%ルールの有無」。返済額が変わるタイミングはローンごとに違います
- 金利が上がるほど、住宅ローン控除や補助金など「もらえる・戻る」支援の相対的な価値は大きくなります。支援のフル活用が家計防衛の柱になります
金利の水準は日本銀行・住宅金融支援機構の公表値(2026年9月確認)にもとづきます。個別のローンの適用金利・ルールは金融機関ごとに異なるため、必ず契約内容と金融機関の案内をご確認ください。
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何が起きているのか — 政策金利1.0%の意味
住宅ローンの変動金利は、日銀の政策金利に連動する「短期プライムレート」を基準に決まる仕組みが一般的です。2026年6月16日の利上げ(無担保コールレートの誘導目標を1.0%程度へ)を受けて、各金融機関で変動型の基準金利を見直す動きが続いています。
| 金利タイプ | 何に連動するか | いま起きていること |
|---|---|---|
| 変動型 | 短期金利(政策金利→短期プライムレート) | 基準金利の見直しが各行で進行中。適用時期はローンごとに異なる |
| 全期間固定(フラット35等) | 長期金利(市場金利) | 2026年9月のフラット35最頻金利は年3.460%(21〜35年・融資率9割以下) |
注意点:「明日から全員の返済額が上がる」わけではありません。変動型でも、適用金利の見直しは半年ごと(4月・10月が多い)、返済額の改定は5年ごとという設計のローンが多くあります。まず自分のローンの見直しスケジュールを確認するところから始めてください。
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変動型で借りている人 — まず確認する3つ
- 適用金利の見直し時期:多くの変動型は年2回(4月・10月など)に金利を見直し、返済額は5年ごとに改定します。次の改定でいくら変わるかは、金融機関のマイページや窓口で試算できます
- 「5年ルール・125%ルール」の有無:金利が上がっても5年間は毎月返済額を据え置き、改定時も従前の125%までに抑える仕組みを持つローンが多くあります。ただし据え置かれた利息が消えるわけではなく、後送りになる点に注意が必要です。ネット銀行などにはこのルールがないローンもあります
- 金利タイプの変更・借り換えの選択肢:同じ銀行内での固定への切り替えや、他行への借り換えという選択肢もあります。ただし固定金利はすでに上昇しているため、「変動の上昇が怖いから固定へ」の判断は、切り替え後の金利・手数料込みの総返済額で比較してからにしてください
繰り上げ返済で利息負担を減らす方法もありますが、住宅ローン控除の期間中は逆に損になるケースがあります。判断基準は「繰り上げ返済、控除期間中にやると損?」で詳しく解説しています。
これから借りる人 — 金利上昇局面の借り方
- 固定か変動か:正解は世帯の余裕度によります。返済額が上がっても耐えられる家計なら変動の低さを取る、確実性を優先するなら固定で計画を固める、が基本の考え方です
- 審査は早めに:金利環境が動く時期は駆け込みで審査が混みがちです。仮審査と本審査の違い・落ちやすい理由は「仮審査と本審査って何が違う?」へ
- フラット35の金利引き下げ制度を確認:子育て世帯や省エネ住宅向けに金利を一定期間引き下げる仕組みがあります。「フラット35・フラット35Sとは」で解説しています
- ペアローンを組むなら持分割合に注意:「ペアローンの住宅ローン控除、持分割合で損をする理由」、団信の基本は「団信とは」へ
金利が上がるほど「支援」の価値は上がる
利息の負担が増える局面では、「もらえるお金・戻るお金」を取りこぼさないことが、金利対策と同じくらい家計に効きます。
- 住宅ローン控除:年末残高に応じて税金が戻る制度。しくみと2026年の改正点は「住宅ローン控除2026」、戻る金額の目安は「いくら戻る?計算の考え方」へ。申告を忘れていた場合も「5年前まで遡れる還付申告」が使えます
- 新築の補助金:みらいエコ住宅2026(最大125万円・申請期限11月16日)をはじめ、国と自治体の制度を併用できる場合があります。「新築で使える補助金・税制まとめ」へ
- 補助金と控除の併用ルール:受け取った補助金は控除の計算に影響します。「補助金と住宅ローン控除は併用できる?」で落とし穴を確認してください
- 確定申告・年末調整との関係:「補助金をもらったら確定申告は必要?」へ
毎月の返済額が数千円上がっても、控除と補助金を合計数十万円単位で取りこぼせば影響はそれ以上です。金利のニュースに不安になったときこそ、支援の確認を先に済ませておきましょう。
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よくある質問
変動金利で借りています。すぐに返済額が上がりますか?
多くの変動型ローンは、適用金利の見直しが年2回、毎月返済額の改定は5年ごとという設計です。次の見直し・改定がいつで、いくら変わる見込みかは金融機関で試算できます。5年ルールがないローンもあるため、まず契約内容の確認をおすすめします。
いまから固定金利に切り替えたほうがいいですか?
固定金利もすでに上昇しているため、切り替えれば必ず得というわけではありません。切り替え後の金利・手数料を含めた総返済額と、現在の変動を続けた場合の見通しを並べて比較し、家計の余裕度で判断してください。金融機関の窓口で両方の試算を出してもらうのが確実です。
金利上昇に備えて繰り上げ返済すべきですか?
利息負担を減らす効果はありますが、住宅ローン控除の期間中は、繰り上げ返済で年末残高が減ると控除額も減るため、タイミングによっては損になります。控除期間が終わってからの繰り上げが有利になるケースも多いため、判断基準を確認してから実行してください。
補助金は年度末を待たず予算切れで終わることがあります。お住まいの地域で新しい支援制度が開始された際や、各制度の予算上限・受付終了が近づいた際に、メールで速やかにお知らせします。登録・ご利用はすべて無料です。 登録者には「申請前チェックリスト(PDF・災害時のお金チェック付き)」をその場でお渡しします。
※ 現在は事前登録の受付期間です。配信の準備ができ次第、ご登録のアドレスへお知らせします。配信解除はいつでも可能で、メールアドレスは通知の目的にのみ使用します。
お住まいの自治体で使える制度を探す
補助金は国の制度に加え、市区町村ごとの独自制度を併用できることが多くあります。 下記の都道府県、または検索から、お住まいの自治体で使える制度をご確認ください。 多くの自治体ページには、国の省エネ補助金に対応できる「登録事業者」の一覧も掲載しています。 施工会社をお探しの方はあわせてご覧ください。
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