この記事のまとめ
- 国の補助金の柱は「みらいエコ住宅2026事業」:最高性能のGX志向型は110万円/戸(寒冷地は125万円)。長期優良住宅75万円・ZEH水準35万円の枠は子育て世帯・若者夫婦世帯限定です。
- 住宅ローン控除は年末残高の0.7%×最大13年:子育て世帯・若者夫婦世帯は借入限度額が上乗せされ、認定住宅で5,000万円・ZEH水準で4,500万円まで対象になります。
- 自治体の上乗せが勝負どころ:新築・住宅取得への独自補助を出す自治体は全国に2,000件以上。射水市の最大200万円のように、国の制度を超える例もあります。
前提:2026年度の「新築でもらえるお金」は3階建て
新築の支援は、①国の補助金(みらいエコ住宅2026事業)②税制(住宅ローン控除など)③自治体の独自補助、の3階建てで考えます。それぞれ財源が別なので、要件を満たせば併用できます。
| 階層 | 制度 | 金額の目安(2026年度) |
|---|---|---|
| ① 国の補助金 | みらいエコ住宅2026(GX志向型) | 110万円/戸(寒冷地125万円) |
| ① 国の補助金 | 同(長期優良住宅・子育て等限定) | 75万円/戸(寒冷地80万円) |
| ① 国の補助金 | 同(ZEH水準・子育て等限定) | 35万円/戸(寒冷地40万円) |
| ② 税制 | 住宅ローン控除 | 年末残高の0.7%を最大13年間 |
| ③ 自治体 | 新築・取得への独自補助 | 数十万〜200万円超(自治体により大差) |
用語:「子育て世帯・若者夫婦世帯」とは、19歳未満の子がいる世帯、または夫婦のいずれかが40歳未満の世帯です(住宅ローン控除の上乗せも同じ定義)。みらいエコ住宅2026のGX志向型には世帯要件がありません。
モデル1:子育て世帯×最高性能の注文住宅(初年度 最大約340万円)
小学生の子がいる夫婦が、長期優良住宅の認定を受けたGX志向型の注文住宅を地方都市で新築(借入4,200万円)するケースです。
| 受け取れるお金 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| みらいエコ住宅2026(GX志向型) | 110万円 | 長期優良枠でなくGX枠で申請(金額が大きい方を選択) |
| 自治体の新築補助(例:射水市) | 最大200万円 | いみず住まいづくり支援補助金。基本額+要件加算の上限で、実額は世帯条件により変動 |
| 住宅ローン控除(初年度) | 約29万円 | 残高4,200万円×0.7%。認定住宅の子育て世帯枠(上限5,000万円)内 |
| 合計(初年度) | 最大 約339万円 | 自治体補助を満額受給できた場合。ローン控除は2年目以降も最大13年間続く |
ポイントは、みらいエコ住宅2026は「GX志向型」「長期優良」のどちらか一方しか使えないため、両方の基準を満たすなら金額の大きいGX枠(110万円)で申請することです。長期優良の認定自体は、住宅ローン控除の限度額アップ(4,500万→5,000万円)と登録免許税・不動産取得税の軽減に効き続けます。
モデル2:若者夫婦×ZEH水準の建売住宅(初年度 約111万円)
30代前半の夫婦(子どもなし・妻が39歳以下)が、ZEH水準の建売住宅を購入(借入3,800万円)するケースです。
| 受け取れるお金 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| みらいエコ住宅2026(ZEH水準) | 35万円 | この枠は子育て・若者夫婦世帯限定。夫婦どちらかが40歳未満なら対象 |
| 自治体の取得補助(例:高岡市) | 最大50万円 | たかおか暮らし支援事業(住宅取得) |
| 住宅ローン控除(初年度) | 約26万円 | 残高3,800万円×0.7%。ZEH水準の子育て等枠(上限4,500万円)内 |
| 合計(初年度) | 約111万円 |
建売でも、性能表示でZEH水準(断熱等級5・一次エネ等級6)を満たしていれば国の補助とローン控除の上乗せの両方が使えます。物件選びの段階で「ZEH水準かどうか」を営業担当に確認するだけで、数十万円の差になります。
モデル3:地方移住×新築(初年度 約294万円+子ども加算)
東京23区に5年勤めた子育て世帯が、地方に移住して木造の注文住宅(GX志向型・借入3,500万円)を建てるケースです。
| 受け取れるお金 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| みらいエコ住宅2026(GX志向型) | 110万円 | 世帯要件なし |
| 移住支援金(国+自治体) | 100万円+子ども加算 | 東京圏からの移住等の要件あり。18歳未満1人につき最大100万円加算の自治体も |
| 自治体の新築補助(例:酒田市) | 最大60万円 | 地元産木材の使用で加算される型(酒田産木材使用の新築補助) |
| 住宅ローン控除(初年度) | 約24万円 | 残高3,500万円×0.7% |
| 合計(初年度) | 約294万円+子ども加算 |
注意:移住支援金は「移住元」「就業・起業の要件」「居住年数」など条件が細かく、退去すると返還になる場合があります。移住×新築は金額が最も大きくなる組み合わせですが、要件確認は最も慎重に行ってください。
試算を自分の条件でやり直すには
- ① 建てる市区町村を決めて、当サイトの自治体ページで「新築」カテゴリの独自補助を確認する(新築特集には受付中2,000件超を掲載)
- ② 住宅の性能(GX志向型/長期優良/ZEH水準)を住宅会社に確認する — 補助額とローン控除の限度額が両方変わります
- ③ 借入予定額×0.7%で初年度のローン控除額をつかむ(2年目以降は残高が減るごとに少しずつ減ります)
- ④ 国の補助は予算上限あり:GX志向型は2026年7月時点で予算の40%を消化。契約前に施工会社へ「補助金を使う前提」と伝えて着工前の申請を
よくある質問
みらいエコ住宅2026と住宅ローン控除は併用できますか?
併用できます。ただし住宅ローン控除の計算では、住宅の取得対価から補助金の額を差し引いて計算するルールがあるため、控除額がその分わずかに減る場合があります。それでも受け取る補助金の方がはるかに大きいため、併用が基本です。
子どもがいない30代夫婦でも「子育て世帯等」の優遇は使えますか?
夫婦のどちらかが40歳未満であれば「若者夫婦世帯」として、みらいエコ住宅2026の長期優良・ZEH水準枠と、住宅ローン控除の借入限度額の上乗せの両方が対象になります。
モデルケースの金額は必ずもらえますか?
いいえ、あくまで2026年度の公式な制度値に基づく試算です。国の補助は予算上限で早期終了することがあり、自治体の補助は要件(居住年数・市税の滞納なし・着工前申請など)を満たす必要があります。実際の金額は必ず各制度の公式ページと施工会社でご確認ください。
みらいエコ住宅2026などの予算消化の動きや、新築で使える制度の変更をメールでお知らせします。
※ 現在は事前登録の受付期間です。配信の準備ができ次第、ご登録のアドレスへお知らせします。配信解除はいつでも可能で、メールアドレスは通知の目的にのみ使用します。
お住まいの自治体で使える制度を探す
補助金は国の制度に加え、市区町村ごとの独自制度を併用できることが多くあります。 下記の都道府県、または検索から、お住まいの自治体で使える制度をご確認ください。 多くの自治体ページには、国の省エネ補助金に対応できる「登録事業者」の一覧も掲載しています。 施工会社をお探しの方はあわせてご覧ください。
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